青森県は24日、県内で新たに34人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち27人が八戸市内の医療機関で発生したクラスター(感染者集団、18日公表)の職員または入院患者で、全員ワクチンを2回接種済みだったという。県内の新規感染者34人中、感染経路不明は3人だった。

 八戸市によると、医療機関クラスターで新たに感染が判明した患者は、これまでに感染者が確認された病棟とは別の病棟に入院している。最初に感染者が出た病棟から移った患者が起点になり、感染が拡大した可能性があるという。同日までに約290人の検査が終了。約40人が検査結果待ちとなっている。23日公表の市内の県立高校クラスターは、検体採取済みの検査結果が出ておらず、結果待ちは同日と変わらず約60人。

 このほか、20日公表の上十三保健所管内の職場クラスター本体で新たに1人の陽性が判明。青森市の新規陽性者3人のうち60代女性と80代以上女性の2人は既にワクチンを2回接種し終え、10代(性別非公表)1人も1回接種済みだった。

 県公表の確保病床数332床に対する使用率は44.0%、人口10万人当たりの1週間新規感染者数は東奥日報試算で18.22人で、いずれも国の指標でステージ3(感染急増)相当が続いている。また、24日から宿泊療養施設を八戸市に150室追加。県内の同施設は計470室となった。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は、八戸市の医療機関クラスター以外の新規感染者が少ない点に触れ「(県内の)感染状況は減少傾向にはある。ただ(感染者数が)1桁や10人台が多く見受けられる他県の状況に比べると、本県はまだまだ多い。今後も引き続き油断することなく感染防止対策を進める必要がある」と強調した。