10月に青森市を中心に行われる予定の本年度の県高校総合文化祭について、県高校文化連盟は21日、新型コロナウイルス感染防止などの理由から、青森市で行われる予定だった総合開会式、記念パレードのほか、合唱、器楽・管弦楽、青少年赤十字の3部門の中止を決めた。吹奏楽や郷土芸能などの13部門は実施内容や日程を変更する。

 同日、青森市のアラスカで定例の理事会を開き、各部門の開催可否について協議した。県の緊急対策で9月末まで部活動ができず、延期した場合の新たな会場確保も難しい状況から、合唱などの3部門を中止。県高文連によると、合唱は高総文祭とは別に発表できる場を設けるという。

 一方、吹奏楽とマーチングバンド・バトントワリングは音源での講評、郷土芸能と弁論は映像審査、写真は代替審査会(日程未定)、新聞は展示せず審査のみ、文芸はオンライン発表で日程短縮、自然科学は論文による審査に変更。美術、書道、放送、小倉百人一首かるたは開催を延期する。うち、放送はデータでの審査になる予定。国際理解は日程を短縮する。

 演劇、日本音楽、囲碁、将棋は予定通り10月に青森市で実施する。美術と書道は一般公開し、それ以外の部門は無観客開催。今後の感染状況に応じ、開催方法を変更する場合もある。

 県高文連の和久秀樹会長は「思っていたよりも多くの部門で、生徒が成果を発揮できる機会をつくれたと思う。県の緊急対策が出てから、新たな会場の確保などに迅速に動いてくれた各専門部の先生に感謝している」と話した。