福井さんの興味深い海外体験が紹介された講演会=21日、青森市の青森山田高校

 一ツ橋文芸教育振興会(東京)と東奥日報社は21日、「高校生のための文化講演会」(集英社など後援)を青森市の青森山田高校で行った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前収録した集英社学芸編集部・福井由美子さんの講演を1学年が学級単位で視聴し、生徒らは旅の意味や人同士のコミュニケーションの大切さを考えた。

 モード誌「SPUR(シュプール)」元編集長の福井さんは、25年余で400回以上の海外一人旅経験に基づき、女性の一人旅を指南する本「ひとりっぷ」シリーズを手掛けている。

 旅をする理由を「百聞は一旅に如(し)かずだから」とした福井さん。世界的に有名な「リオのカーニバル」は、数千人のサンバチーム同士が競うコンテストで、肌露出の多い女性ダンサーは1チーム10人程度にすぎない-などと紹介。旅先でのコミュニケーションは「英語ができるに越したことはないが、一番大事なのはコミュニケーションを諦めないこと」と強調した。川越陽斗(はると)さん(16)は「いろいろな国の日本と違う点を知り、もっと知ってみたくなった」と語った。

 当初は漫画家の岩岡ヒサエさんを講師にオンライン開催の予定だったが、感染拡大を受けて今回の内容・形式となった。八戸市の八戸聖ウルスラ学院高校・中学校でも後日行う。同振興会は青森山田、聖ウルスラの両校にそれぞれ、集英社文庫100冊と、岩岡さんのサイン本などを寄贈予定。