青森県内で新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した人は、医療従事者などを除く一般の対象者(12歳以上)115万7393人のうち64万1641人に上ることが、県内40市町村への東奥日報取材で分かった。2回接種率は55.4%で町村部が比較的高く、人口の多い市部は低い傾向にある。38市町村が希望者全員への接種を11月中に終える予定だが、目標達成に向け、国に対してワクチンの安定供給を求める声が市部を中心に上がっている。

 接種率などのデータは、東奥日報が40市町村に対し、全国の接種情報を一元管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」の登録状況を基に、17日正午まで(一部自治体を除く)の数値を聞き取った。

 2回接種率が80%を超えたのは10町村。最も高かったのは田子町の88.6%で、外ケ浜町88.4%、深浦町88.3%と続いた。接種率70%台は8町村、60%台は6市町村で、6割以上の自治体で60%超となった。町村部を中心に接種が進んでいる。

 政府は11月初めごろまでに、希望する人への2回接種の完了を目指している。県内では17日までにほぼ接種を終えたと回答したのが西目屋村、風間浦村、田子町、新郷村の4町村。残る36市町村中、終了予定時期の順で見ると、9月中は6市町村、10月中は17市町村、11月中が11市町、12月中が2市だった。

 11月中に接種を終えるための課題としては、市部を中心に「安定したワクチン供給」を挙げた。弘前市と平川市は「接種する体制は整っているので、供給さえあれば早く終えられる」と説明。11月中に接種率8割を目指す八戸市は「市民が関心を持てば接種率が上がるとみるが、それに見合う供給量が確保できるのか、国の説明があやふやで見通しが立たない」と、国の姿勢に苦言を呈した。

 政府が13日に公表した全国の2回接種率は50.9%だった。