青森県と韓国済州(チェジュ)特別自治道の小学生21人が7月23日、青森市の県立美術館(びじゅつかん)で美術を通じて交流しました。同美術館のシンボルとなっている美術家奈良美智(ならよしとも)さん(弘前市出身)の作品「あおもり犬」を題材に、自由な発想でデザインやポーズを考え、自分だけのあおもり犬を紙粘土(かみねんど)で作りました。
つがる市森田小6年の工藤(くどう)宝(たから)さん(11)は「工夫(くふう)したのはまつげを付けたところ。各パーツをくっつけるのが難(むずか)しかった」、済州の西帰北(ソギブク)小6年のソン・ヒョンジェ君(12)は「青森のリンゴをかぶったあおもり犬を作った。みんなそれぞれ違(ちが)っていて、どんなテーマで作っているのか気になった」と話しました。 子どもたちは美術館を見学し、あおもり犬を鑑賞(かんしょう)。その後、あおもり犬の耳に青森県と済州の特産品であるリンゴとミカンを載(の)せたり、角をはやしたり、リボンをつけるなど思い思いのデザインで、オリジナルのあおもり犬を完成させました。
美術交流は、青森県と姉妹提携(ていけい)協定を結んでいる済州との交流事業の一環(いっかん)。7月末には今回参加した青森県の児童10人が済州に行き、美術交流を行いました。