青森県は9日、新型コロナウイルスの感染状況や病床の逼迫(ひっぱく)度合いを示す指標2項目を県内6保健医療圏域ごとに公表した。7日現在で、県が算出した人口10万人当たり1週間新規感染者数は、前週の8月31日と比べ全6圏域で改善。ただ、最多の八戸圏域(八戸市、三戸地方保健所管内)は依然として「爆発的感染拡大」とされるステージ4相当が続いている。全県でも引き続きステージ4相当の水準にある。

 県は今年4月1日現在の推計人口を基に、判明日基準で同指標を算出している。「感染急増」のステージ3相当は青森圏域(青森市、東地方保健所管内)、津軽圏域(弘前保健所管内)、西北五圏域(五所川原保健所管内)、上十三圏域(上十三保健所管内)の四つ。下北圏域(むつ保健所管内)はステージ2以下の水準に下がった。

 一方、7日現在の病床使用率は八戸、西北五、上十三の3圏域が50%以上のステージ4相当。県全体では49.3%でステージ3の水準だが、使用率は5割近くとなっている。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「新規系統の発生が減り、感染が下火になってきた印象がある。全国的な感染状況の波及、お盆の帰省が一段落したなどの理由が考えられる」と解説。病床使用率に関しては「全県的に厳しいが、地域で医療が破綻するほどではない。特に使用率が高い八戸も、圏域内で診療がきちんと行われている状況」と語った。