青森県は9日、県内で新たに74人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市、八戸市、三戸地方保健所管内で計4件のクラスター(感染者集団)が発生した。1日に発表する新規クラスターの件数としては過去最多。県内の感染確認累計は5008人となり、5千人を超えた。

 三戸地方保健所管内では2件の新規クラスターを確認した。1件は小学校で、9日発表の11人を含む同管内や八戸市の10歳未満~10代計14人が、同じ小学校で感染したとみられる。知人、同居人ら関連も含めた感染者は計17人。感染者は特定の学級が多くを占める一方、他学年にも感染者がいるという。学校は6日から休校中。今後130人程度の検査を予定している。

 三戸地方保健所管内のもう1件のクラスターは職場で発生。9日までに同管内と八戸市の10~40代5人、東北地方在住1人の計6人の感染が判明した。検査予定は職場関係者ら約220人を見込んでいる。

 八戸市のクラスターも職場で発生した。感染者は9日発表の5人と、4日に感染が確認された1人の計6人で、八戸市と上十三保健所管内の20~70代。市内の同じ事業所のグループに所属している。関連も含めた感染者は8人。事業所の従業員は約50人で、このうち10人程度がグループで市外に車で移動して仕事を行っており、クラスターは同じグループ内で発生した。

 青森市の新たなクラスターは理美容店で発生。9日感染発表の30~40代2人と、8日までに感染が確認された10歳未満~40代4人の計6人(いずれも青森市居住)がこの店の利用客または従業員という。店は7日から休業している。

 9日発表の新規感染者74人のうち、経路不明の感染者は9人。入院者数は125人で、前日から8人増えた。県が公表している確保病床数308床に対する使用率は40.6%に上がった。人口10万人当たりの1週間新規感染者数は、東奥日報試算で33.63人と、前日から2.08ポイント下がった。