幅広いジャンルの書作品が並ぶ「日本の書展・公募青森県書道展」=4日、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホール

 全国の一流書家らの作品を集めた「第49回日本の書展・第20回記念公募青森県書道展」が4日、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開幕した。現代書壇を代表する全国の巨匠らの141点に、青森県書家の251点を加えた計392点を展示。会派の枠を超えて出品された漢字、仮名、近代詩文、刻字など個性あふれる作品が、優雅で流麗、躍動的な美を競っている。6日まで。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため2年ぶりの開催。作品を出品し、書道仲間と訪れた弘前市の工藤安津子さん(75)は「発表の場があるのはうれしい。どれも素晴らしい作品ばかりで、今後の励みになる」と話した。

 今回の最高賞に当たる第20回記念賞を受賞したのは中国・明の詩人朱存理の五言古詩を行草体で表した西谷昇仙さん(63)=平川市。西谷さんは取材に対し「思いもかけない受賞であり、感謝の気持ちでいっぱい。今後も古典を踏まえた題材で、格調高いものを求めていきたい」と語った。

 「日本の書展」は、現代書壇の一流作家による全国巡回展。一方の「青森県書道展」は、高校生以上を対象に広く作品を募る公募展で、それぞれ性格が異なる。両展は2010年から合同開催となり、全国書美術振興会、共同通信社、県書道振興会議、東奥日報社、東奥日報文化財団が主催している。開館時間は午前10時~午後5時(入場は午後4時半まで)。入場料は一般500円。高校生以下は無料。