県の新型コロナ対策について述べる三村知事=2日、県庁

 三村申吾知事は2日の定例記者会見で、青森県の新型コロナウイルス緊急対策を巡り、延期するスポーツ大会の日程調整など一部に混乱が生じていることに対し、感染状況に応じてあらかじめ対策を設定しておくことには否定的な見解を示した。理由として「感染拡大パターンが複数あり、一律の線引きは難しい」と述べた。

 緊急対策は9月の1カ月間、県有施設の休館や県立学校行事の中止、部活動禁止などを打ち出している。市町村も県に足並みをそろえて公立施設の休館や、各種スポーツ大会の中止・延期などが相次ぐ。東奥日報の取材では、県の決定が遅いとの指摘や、日程再調整に苦慮する団体も出るなど、一部に混乱がみられた。

 秋田や長野などのように、直近1週間当たりの新規感染者数を基に独自の警戒レベルを設定し、段階に応じた対策をあらかじめ示している県もある。

 これに対し三村知事は、青森県は新規感染者数で線引きせず、状況に応じて対策してきたと説明。「飲食店、運動部、施設など一律の線引きを超えた概念で感染拡大している。考え方はいろいろあると思うが、今後も感染者発生の状況を丁寧に見極めて対応する」と述べた。