青森県は30日、県内で新たに54人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。八戸市では、大学運動部と教育保育施設でそれぞれ新規クラスター(感染者集団)が発生。感染状況を示す指標の一つで、人口10万人当たりの1週間感染者数は、東奥日報試算によると51.77人となり、初めて50人を超えた。

 このほか県は、30日までに発表済みの感染者のうち3人について、検査結果に誤りがあったとして、この3人の感染発表を取り消した。30日現在で、県内の感染確認累計は4272人となった。30日発表の54人中、21人は感染経路が分かっていない。居住地別では八戸市の39人が最多で、県全体の7割を占めた。

 新たに発生した八戸市の大学運動部クラスターでは、30日発表の3人を含む計7人が感染した。同じ大学運動部に所属しており、部活動または寮生活で感染が広がったとみられる。部員約120人のうち一部が8月上旬~中旬にかけ、東北地方に遠征し練習試合を行っていたという。この大学では8月に入り、別の運動部二つでもクラスターが発生している。保健所が、クラスター計3件の関連性の有無を調べている。

 八戸学院大学は30日、同大硬式野球部の学生7人の感染を確認したとホームページで公表した。

 新たな八戸市の教育保育施設クラスターでは30日までに、施設の利用者または職員8人と、関連する6人の計14人の感染が確認された。

 入院者数は前日から11人増え139人と過去最多を更新。重症者が1人増え、計2人となった。2人とも、人工心肺装置ECMO(エクモ)を装着している。病床使用率は46.0%に上がった。

 むつ市で宿泊療養施設10室の運用が始まったため、青森、弘前、八戸3市の確保済み施設と合わせて、県全体の宿泊療養施設数は計320室となった。