東奥日報社と東奥日報文化財団主催の「第75回青森県川柳大会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため紙上形式で開かれ、青森市の吉見恵子さん(65)が、総合1位に当たる県知事賞に輝いた。特別選者に、いわて紫波川柳社主幹の熊谷岳朗氏を迎え、10代から90代までの全投稿者124人が特別選、宿題の合計点を競った。

 吉見さんは、宿題「朝」の天位(沢田百合子選)<朝という光の靴のおくりもの>や、特別選「風」の地位<四十六億年のくしゃみコロナウィルス>などを詠み、高得点を得た。50歳から故福井陽雪(ようせつ)さんが代表を務めた川柳研究「陽の会」で川柳を始め、現在は「現代川柳 琳琅(りんろう)」「おかじょうき川柳社」に所属する。

 吉見さんは取材に対し「十数回参加して入選したこともなかったが、栄誉ある賞をいただき、身の引き締まる思いでいっぱい。今後も『いかに生きるか』をテーマに、さまざまなことにアンテナを張りながら(感性を重視した)詩性川柳を作っていきたい」と話した。

 特別選の天位には、葉閑女(ようかんにょ)さん(青森市)の<生も死も一場の夢秋風鈴>が選ばれた。

 ほかの結果は次の通り。

 ◇総合 (2)草野力丸(深浦)(3)きさらぎ彼句吾(弘前)(4)葉閑女(青森)(5)稲見則彦(弘前)(6)柳田健二(黒石)(7)黒瀧睦子(弘前)(8)北山まみどり(黒石)(9)高橋星湖(むつ)(10)にじの真美(弘前)(11)石久保芽生(青森東高2)(12)三浦敬光(青森)(13)千葉かほる(同)(14)蒲公英(弘前)(15)三浦蒼鬼(黒石)(16)野沢省悟(青森)(17)種市みどり(同)(18)守田啓子(三沢)(19)渡邊こあき(青森)(20)千島鉄男(弘前)
 ◇特別選
▽地位 吉見恵子
▽人位 鈴木みさを(青森)