青森県は26日、県内で新たに139人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の感染確認数は過去最多となった25日の104人をさらに更新。中でも八戸市は92人と前日の43人から2倍超となったほか、新たに1件の職場クラスター(感染者集団)も確認された。全体の139人のうち56人の感染経路が分かっていない。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「八戸市はまさに感染爆発のような状況。現状では、感染がどう拡大しているかしっかり把握しきれていない」と述べ、今後の検証が必要-との認識を示した。

 同市によると、市の人口10万人当たりの療養者数と新規感染者数は、感染状況を示す国の指標でステージ4(爆発的感染拡大)に該当するレベルとなり、病床使用率もステージ4に近づいている。県は26日、感染対策の専門家を1人派遣し、感染拡大防止のために必要な支援について協議している。

 県と同市によると、新たな職場クラスターによる感染者は、26日発表の6人と、発表済みの4人を含めた10人。職種は非公表。九州にある事業所の従業員で、市内に事務所はない。6~8月にかけて約20人がそれぞれ市内に部屋を借りて居住し、車に分乗して県外の職場と居宅を行き来していたという。これまでに約20人の検査が終了した。

 市内の発表済みのクラスターでは、20日発表の教育保育施設の関連で5人の感染が判明し、計24人に。24日発表の2件の飲食店クラスターでは、1件目で関連を含め計9人の感染が新たに分かり、感染者は計38人。2件目では同じく10人の感染が判明し、計24人となった。ほかにも既存のクラスターで新たな感染者が確認された。

 八戸市以外の感染者は青森市19人、上十三保健所管内10人、弘前保健所管内8人など。

 入院者数は114人で、23日の113人を超え過去最多となった。入院等調整中の人は前日より60人増の326人。病床使用率は37.7%。