将棋アマ五段の木村孝太郎さん(21)=青森市出身、立命館大4年=が、初の著書「早指しのコツ~秒読みで負けない感覚と技術~」を刊行した。自身の実戦を基に、早指し戦での勝ち方や逆転術を解説している。木村さんは「自分の考えを発表できるのは光栄。アマ初段、二段ほどの、もうちょっと強くなりたい人に読んでもらい、どう勝ちにつなげるかが伝わってほしい」と話している。

 木村さんは大学1年だった2018年にプロ棋戦「第27期銀河戦」に出場し、プロ棋士に4連勝した実績がある。プロ目線の専門書が多い中で、アマ向けに中終盤を解説する本を書いてほしいと出版社から依頼を受けたという。同書で木村さんは、早指し戦のポイントとして
(1)自玉・相手玉の急所の見極め
(2)主張点を生かす
(3)時間責め
(4)攻守に緩急をつける
の四つを挙げ、中盤、終盤それぞれの具体的な手順や考え方を実戦の局面を用いて解説。銀河戦1~5回戦の内容や、勝利の原動力となったオリジナルの居飛車力戦戦法も紹介している。
 同書はマイナビ出版刊、1694円。