店舗に立つ澤目社長。棚に積まれている乾麺の大束は、大人が両手で持っても指が回らない太さ
創業時から70年余り回り続けている製麺機。奥の方に原料を入れる部分があり、少しずつ生地が延ばされて手前に運ばれてくる
現在作っている製品。左端の大束「角めん」はひやむぎのこと。澤目さんによると「ひやむぎだと冷やして食べなければならないと思われるのか、夏場を過ぎると出が悪くなるので当たり障りのない名前にした」

 そうめん、ひやむぎ、うどん-。工場兼店舗の商品棚に、一束2.2キロもある乾麺が並ぶ。かつて家々を回り歩いた行商の縁もあってか、約20人前もの大束が根強く売れている。今年で創業72年、青森県十和田市の澤目麺工場(同市西一番町)。当時から使い続けている製麺機は、金属製のシャフトや歯車がすり減ってきた。「修理しながら、だましだまし使っている。自分がやれるところまでやる」。今や上十三地区で唯一の乾麺工場。小麦粉と塩、水だけで作る昔ながらの味と製法を、2代目社長の澤目哲雄さん(73)が一人で守っている。

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