青森県は21日、県内で新たに83人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。8月に県が発表した県内新型コロナウイルス感染者数は、21日現在で累計843人となり、月別で過去最多だった5月の776人を既に超えた。県は現在の感染状況について「連日高い水準で新規感染者が確認されている。このまま拡大すれば、新型コロナだけでなく一般医療にも大きな影響を及ぼすことになる」と強調し、感染防止対策の徹底を引き続き呼び掛けている。

 県内の新規感染者数は、8月中旬から増加傾向が顕著となっている。1日としては過去最多となる91人の感染が判明した17日以降、新規感染者発表は連日50~70人台を数えている。21日感染発表の83人は、過去2番目の多さ。

 8月に県内で発生したクラスター(感染者集団)は、21日現在で累計25件。クラスターとの関連が確認されない新規感染者や、経路不明の感染者も目立っている。帰省などによる人の流れの増加、感染力が強いデルタ株とみられるL452R変異株への置き換わりが、感染拡大の要因となっている。

 県健康福祉部の古川朋弘次長は21日の会見で「県外から移動してきた人との接触により感染し、職場や施設、学校などへ拡大してクラスターとなる事例が増えている。あらゆる場面で感染リスクを避け、慎重な行動や感染対策の徹底をお願いする」と語った。