青森県が21日に発表した新型コロナウイルス感染者83人は、1日の感染者数としては、17日の91人に次いで過去2番目に多い。半数以上の43人は感染経路が不明。入院患者を受け入れる確保病床数は4床増え292床となった一方、入院者数は5月30日以来再び100人を超え、102人となった。病床使用率は34.9%で、病床の逼迫(ひっぱく)度合いを示す国の指標ではステージ3(感染急増)相当が続いている。

 青森市と東地方保健所管内で、それぞれ新たなクラスター(感染者集団)が1件ずつ、計2件発生した。

 青森市のクラスターは、美容関係の職場で発生。21日発表の青森市20代女性と、17~20日発表の同市10~20代4人の計5人が感染した。5人は同じ店舗の従業員または利用者。県や青森市によると、店舗ではマスク着用などの基本的な感染対策を講じていた。従業員の休憩スペースが狭かった、体調不良の従業員が出勤していたなどの要因があったとみている。関係者を把握できているとして店名は公表していない。

 東地方保健所管内の新規感染者はゼロだったが、20日までに感染発表済みの10歳未満~40代計5人(県外3人、東地方保健所管内と八戸市各1人)が、東地方管内の会食の場に関連していると判明。この会食は屋内で、約20人が集まっていた。行動歴を調べ、新規クラスターと認定した。

 21日発表の感染者83人のうち、新規クラスター2件や、発表済みのクラスターに関わる感染者は計10人。県外で感染したとみられる感染者は1人。29人はクラスターと別系統で、県内感染者と接触歴がある。

 居住地別の感染者が最多だったのは八戸市で40人。次いで青森市18人、弘前保健所管内11人と、県内3市を中心とする地域で2桁台となった。このほか上十三保健所管内8人、五所川原保健所、むつ保健所、三戸地方保健所管内で1人ずつ、県外居住者が3人。むつ市は、むつ保健所管内の1人がむつ市以外の居住者としている。