青森県は18日、県内で新たに58人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。半数以上に当たる30人の感染経路が分かっていない。加えて、8月の県内感染者のうち79人からデルタ株とみられるL452R変異株が検出された。また、八戸市と上十三保健所管内で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、既存のクラスター3件で関連を含む感染が拡大した。

 県は県内の8月感染者のうち、L452R変異株の感染割合は少なくとも69%と推計している。

 新規感染者の居住地は、青森市22人、八戸市15人、弘前管内5人、五所川原管内1人、むつ管内2人、上十三管内7人、三戸地方管内1人、県外5人。累計は3305人となった。

 八戸市のクラスターは、同市の大学運動部で発生。県や市は現時点で、県内4人と、県外で判明している3人の計7人がクラスターによる感染者とみている。八戸学院大学は17日、同大男子サッカー部員8人の感染をホームページで公表している。市によると、八学大男子ラグビー部など他のクラスターとの関連は現時点で確認されていない。

 小林眞八戸市長は18日の記者会見で「感染対策を取った活動は差し支えないが、感染者が拡大し医療を逼迫(ひっぱく)する状況になれば、市民に何らかの自粛をお願いする可能性もある」と述べた。

 上十三管内のクラスターは知人同士の10人程度の会食の場で発生。青森市や上十三管内、県外居住の計6人の感染が分かった。

 一方、弘前管内の職場クラスター、青森市の会食クラスターでそれぞれ関連する1人の感染が分かった。むつ管内の理美容業クラスターで新たに1人、関連する1人の感染が判明した。むつ市によると、2人とも同市在住。

 このほか、青森市は同市の青森中央学院大学硬式野球部クラスターで、10代1人の感染を発表した。この1人は県外の保健所が感染を確認したため、県が発表する感染者数には含まれていない。

 入院者数全体は93人で、中等症は前日より3人増え15人。確保病床288床に対する使用率は32.3%。