青森県は12日、台風9号から変わった温帯低気圧による大雨の被害で、七戸町旧天間林地区の断水世帯が217世帯増え、2433世帯となったと発表した。風間浦村の下風呂・甲(かぶと)地区で324世帯、むつ市大畑町赤川村で20世帯の断水も続いており、いずれも復旧のめどは立っていない。

 農林関係の被害も徐々に判明。現時点で七戸町で244ヘクタール、東北町で89ヘクタールの水田冠水、むつ市大畑地区で夏秋イチゴのパイプハウス14アールの冠水、東北町で10ヘクタールの飼料用トウモロコシの倒伏などを確認した。

 人的被害は確認されていないが、風間浦村下風呂地区では621人の孤立が続いている。

 道路関係では国道279号の不通区間解消に向け、土砂の撤去などを進めているが、風間浦村下風呂地区から大間町にかけて2.2キロ区間の作業が難航。県によると、同区間では大規模な崖崩れが発生し、二次災害の危険もあるため、TEC-FORCE(国土交通省の緊急災害対策派遣隊)の助言も得ながら慎重に作業を進めている。

 東北電力ネットワークによると、最大時3791戸だった停電は、むつ市と風間浦村の計14戸まで縮小した。