青森県は5日、県内で新たに26人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。入院者数は前日から2人増え55人となり、県が公表している確保病床数275床に対する病床使用率は20.0%に。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す国の指標で、6月13日以来のステージ3(感染急増)の水準に達した。新規感染が確認された26人中17人が30代以下で、全体の65%を占めた。

 国の指標では、病床使用率が20%以上でステージ3、50%以上でステージ4(爆発的感染拡大)相当。県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「県全体で調整しながら入院患者を受け入れており、必要な人は入院できている。ただ、一部の圏域や医療機関で厳しい状況はある」と説明。病床の追加確保については「状況を見ながら、引き続き医療機関と相談し検討する」と話した。

 新規感染確認26人のうち弘前保健所管内6人、青森市2人、八戸市、上十三保健所管内、県外各1人の計11人は感染経路が分かっていない。このうち県外の10代は関東地方居住。7月下旬に青森県へ移動後、上十三保健所で陽性が分かった。県内で感染した可能性もあるという。

 弘前保健所管内60代男性、青森市20代男性はそれぞれ、関東地方の陽性者と接触歴がある。八戸市40代男性は、北海道地方の陽性者の濃厚接触者。八戸市の運動施設と小学校が連鎖したクラスター(感染者集団)に関連し、同市の40代女性が新たに感染した。

 このほか11人は、県内感染者の同居人や知人、職場関係者らで、クラスターとの関連は確認されていない。むつ市によると、むつ保健所管内5人のうち1人は同市居住の50代女性。4日に感染が発表された同市30代女性の職場関係者。

 八戸市は県発表の26人とは別に、同市に滞在している関東地方居住の50代男性の感染を明らかにした。県外の保健所に発生の届け出があった。