青森県は2日、県内で7月に新型コロナウイルスに感染した208人のうち、30代以下の感染者の割合が63%だったと明らかにした。昨年3月からの累計では割合が46%となっており、東京などで確認されている若い世代への感染拡大傾向が、青森県でも現れた形だ。県は併せて7月の市町村別感染発生状況も公表。24市町村で感染者が確認された。

 県が感染者の年代別割合を公表するのは初めて。7月感染者数のうち、割合が最も高い年代は「20~30代」の35%。次いで「10歳未満~10代」の28%だった。一方、累計感染者数を基にした年代別割合は「10歳未満~10代」17%、「20~30代」29%で、二つの年代を足した割合は全体の半数以下となっている。

 60代以上の割合は、累計の25%に対し、7月は12%に抑えられている。県保健衛生課の泉谷和彦・新型コロナウイルス感染症対策監は「ワクチンの効果による可能性は考えられるが、明確な関係性は分析しきれていない」と話した。

 市町村別の7月感染状況は、「11~50人」規模の感染が青森、弘前、八戸、平川、七戸の5市町で発生した。むつ保健所管内の5市町村など16市町村はゼロだった。

 また県は、新型コロナ入院患者の病床使用率を6保健医療圏域ごとに公表した。8月1日現在、最も高いのは西北五圏域(五所川原保健所管内)の76%。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す国の指標で、50%以上のステージ4(爆発的感染拡大)相当となっている。八戸圏域(八戸市・三戸地方保健所管内)は33%で、「病床使用率20%以上」のステージ3(急増)の水準にある。

 2圏域は7月下旬以降、クラスター(感染者集団)発生などの影響で、直近1週間の人口10万人当たり新規陽性者数が増加している。ほかの4圏域の病床使用率はステージ2(漸増)以下となっており、県は圏域間の入院調整で対応するとしている。