青森県八戸市は21日、65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種について、かかりつけ医療機関での個別接種を希望しながら1回も接種を受けていない人が、今月末時点で約3千人と見込まれると明らかにした。医療機関側の体制上の理由という。集団接種については2回目も今月末でおおむね終了する見通し。

 一方、64歳以下の接種予約と接種開始時期は現時点で未定としており、小林眞市長は「国から供給されるワクチンに見通しが立った段階で、市民が速やかに接種できるよう体制を拡充していきたい」と述べた。

 市保健所保健予防課によると19日現在、1回目の接種終了者は医療従事者1万1222人、高齢者5万8563人で、高齢者施設従事者などを含めると計7万2084人。高齢者の接種率は約80.8%となっている。2回目終了者は全体で5万1732人。

 高齢者の1回目の個別接種が8月以降にずれ込む理由について、同課は「どうしても主治医がいる医療機関で受けたいという事情がある人が多いが、医療機関側の接種体制が間に合わないため」と説明している。

 また市は、8月2日から障害者や公安、学校関係者らに行う優先接種の対象に路線バスやタクシーなど交通機関の関係者も加えたことを明らかにした。対象者は計約1万9700人となった。八戸独自の実行委員会方式で行う職域接種は6グループ、約1万4700人分を国に申請代行済みだが、接種開始時期は現時点で未定という。