青森県は20日、県内で新たに20人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市の県立中央病院で、新規クラスター(感染者集団)が発生。これまでに、患者6人と看護師1人、病院に出入りしている1人の計8人の感染が判明している。県内で1日の新規感染確認が20人台となるのは5月29日以来。医療機関での新規クラスター発生は5月8日以来。

 県や県病によると、クラスターの感染者は青森市の20~70代男女8人で、うち30代女性1人は看護師。感染者の同居人1人(70代女性)も陽性となり、関連も含めた感染者は計9人。全員が軽症または無症状という。これまでに約180人の検査が終了し、21日は医療従事者を中心に約20人の検査を予定している。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は会見で「医療従事者は、多くがワクチン接種を終えている。患者も含めて、今後の感染の広がりは限定的」との見方を示した。

 県農林水産部が所管する上十三保健所管内の教育施設クラスターに関連し、五所川原保健所管内の10代(性別非公表)1人の感染が分かった。連鎖する弘前保健所管内の運動施設、小学校を合わせたクラスター3件の感染者は、関連も含め49人に増えた。

 八戸市の接待を伴う飲食店クラスター(7日発表)は、関係する濃厚接触者らの健康観察期間が終了。感染者は計5人だった。

 このほか20日発表の感染者のうち9人は、県外陽性者の濃厚接触者か、県内陽性者と接触歴がある。八戸市40代男性は、感染経路が分かっていない。県内の感染確認累計は2599人となった。

 また県は、7月の県内陽性者15人から、N501Y変異株を検出したと明らかにした。