岩手との1回戦に臨む青森県大将の船橋五段(右)。終盤に逆転勝ちし、青森県が3-0で岩手を下した

 第64回東北六県将棋大会(東奥日報社など東北の代表紙5社主催)が3日、審判長に日本将棋連盟東北統括本部長の島朗九段を迎え、岩手県紫波町の紫波グリーンホテルで開幕した。初日は1、2回戦を行い、2大会ぶり9回目の優勝を狙う青森県は2連勝と好スタート。宮城とともに首位に立った。最終日の4日は3~5回戦を行う。

 大会は大将、副将、先鋒(せんぽう)がそれぞれ総当たり戦を行い、団体と個人の成績を競う。青森県チームは奈良岡実五段(青森市)を監督に、大将が船橋隆一・五段(同)、副将が成田豊文四段(同)、先鋒が中川滉生五段(八戸市)の布陣で臨んだ。

 1回戦は岩手と対戦し、3人とも勝利した。船橋五段は終盤に勝負手を放って逆転勝ち。成田四段は相穴熊となり、相手の攻めをうまく受け止めた。中川五段は玉頭戦を乗り切り、厚みを生かして勝ち切った。秋田との2回戦は2勝1敗。成田四段がミスを乗り越えて白星を挙げ、中川五段は厳しい攻めを受けながらも正確に指して勝利した。船橋五段は序盤に隙を突かれたことが響いて敗れた。

 奈良岡監督は「全体として粘り強く丁寧に指したことが勝ち星に表れた。明日は同じく2連勝の宮城戦が重要な一番となる。今日の指し方を続けていきたい」と話した。