青森県むつ市は1日、64歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種について、市内の飲食店で働く市民を優先接種の対象に加えると発表した。市の「感染症対策あんしん飲食店等認定制度」で認定を受けた店舗が対象で、今月下旬から接種を始める。旅館やホテルなどで飲食を提供しているホールスタッフなども対象とする。

 対象者は、市が設置する大規模接種センターの運営訓練の場で、先行して接種を行う。このほか、予約業務が落ち着いている川内地区の川内診療所でも今月中旬以降、個別接種を受けられる。優先接種枠は計約1150人分。

 市は1日、対象の飲食店に予約の申請書類を郵送。認定制度の認定番号順に予約を受け付け、上限に達した場合は、大規模接種センターで8月28日から始める一般接種に回ってもらう。

 宮下宗一郎市長は定例記者会見で「飲食店は感染対策上『急所』である。この急所を抑えれば地域としてのリスクは低減できる」と強調。一方で「飲食店はコロナ禍で事実上の休業状態を強いられるなど理不尽な思いをし、気の毒な状況。ワクチンを打ち終わった市民は、感染対策をしながら食事に行くなど、少しずつ経済活動にも移ってほしい」と意図を説明した。

 また同日、宮下市長を本部長とする「むつ市ワクチン接種事業本部」を立ち上げた。職員計73人に同日付の辞令を交付した。