青森県弘前市は19日、65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を同市品川町の鳴海病院で始めた。桜田宏市長は取材に対し、64歳以下についても8月から毎週土曜に集団接種を行う意向を明らかにした。

 65歳以上の集団接種は7月24日までの毎週土曜に計約1500人を対象に2回の接種を行う。初日は予定の午前9時より30分早めてスタート。1人当たり1分程度で進み、高齢者約300人、保育園や老人福祉施設の職員ら約200人の計約500人に接種した。

 接種を受けた対馬金吾さん(70)=同市川合=は「一度ほかの病院に予約したがあまりに時期が遅いのでキャンセルし、こっちに申し込んだ。大変心待ちにしていた」と笑顔を見せた。淀野啓病院長は「ワクチンを接種した人が増えるとマスクをしない生活ができる。早く元の街に戻したい」と接種を呼び掛けた。

 初日の様子を視察した桜田市長は取材に対し、「流れがスムーズなのが確認できた。土曜だと時間帯が合わない人も利用できる」と利点を強調。集団接種の対象を64歳以下に広げるのに当たり、鳴海病院に加え、ほかの医療機関にも接種会場になることを依頼していることを明らかにした。

 64歳以下の接種について市は、23日から職場単位の先行予約を始める方針も示している。