青森県は8日、県内で6月に判明した新型コロナウイルス感染者のうち、従来より感染力が強いとされる「N501Y」変異株に感染している割合が、同日時点の推計で42%を占めていると明らかにした。変異株の感染割合が徐々に高まっているとして、県は基本的な感染防止対策の徹底をあらためて呼び掛けている。8日は、県内で新たに10人の新型コロナウイルス感染が確認された。

 N501Y変異株の新規検出は、6月陽性者から5人、5月陽性者から2人の計7人。変異株感染割合の推計値は、5月の24%(31系統186人)に対し、6月は42%(8系統32人)と増加している。

 県の泉谷和彦・新型コロナウイルス感染症対策監は「変異株であっても、基本的な感染防止対策は変わらない。個人に加え職場や飲食店などでの感染対策を、引き続きお願いする」と話した。

 8日は、六ケ所村の日本原燃構内で発生したクラスター(感染者集団)で、職場関係者1人(上十三保健所管内30代男性)の感染が新たに判明。弘前保健所管内の職場クラスターでは、感染者の同居人4人(同管内40~80代以上男女)が陽性となった。新規感染確認10人のうち、上十三保健所管内の2人は、感染経路が分かっていない。

 また、県は新型コロナ患者を受け入れる専用病床を16床追加し、確保病床数が261床になったと発表した。5月下旬の211床から、累計で50床増えた。県が5月下旬に増床見通しを示していた50床分が、今回で確保されたことになる。

 8日現在の入院者数は75人。病床使用率は28.7%となり30%を切ったが、国の指標ではステージ3(感染急増)相当の状況が続いている。