■ 平内町/養殖ホタテの生産日本一 (2011年12月6日掲載)

平内町で朝にとれた新鮮なホタテを販売している「ほたて広場」=平内町土屋
 

 青森県のほぼ中央に位置し、陸奥湾(むつわん)に突(つ)き出た夏泊(なつどまり)半島のある平内(ひらない)町は、漁業が盛(さか)んです。中でも養殖(ようしょく)ホタテの生産量は年間3万〜4万トンで日本一を誇(ほこ)っており「ホタテの町」として知られています。

 平内町漁協指導(しどう)課長の豊島一人(とよしまかずと)さん(58)によると、町でホタテの養殖が本格的(ほんかくてき)に行われるようになったのは、1970(昭和45)年ごろからでした。当時の生産量は5千〜6千トンでしたが、県の研究所や地元の漁師(りょうし)の人たちが養殖に必要な技術(ぎじゅつ)の開発に取り組んだことで生産量が大きく増(ふ)えました。

 でも、海の水が冷たすぎたり、高温になりすぎたりしてせっかく育てていたホタテが途中(とちゅう)で死んでしまうなど、多くの困難(こんなん)もあったそうです。そのたびに漁師や町の人たちが話し合い、対策(たいさく)をとって乗り越(こ)え、養殖ホタテ漁業を大きな産業に発展(はってん)させてきました。

 漁業は自然が相手なので、きれいな海が汚(よご)れてしまうと、ホタテも魚もとれなくなってしまいます。豊島さんは「陸奥湾は、漁業者だけでなく県民みんなのものです。だから、街や山に住んでいる人もみんなで陸奥湾を汚さないようにするにはどうすればいいのかを考えてほしい」と呼(よ)び掛(か)けています。

 須藤里奈(すとうりな)さん(12)たちの茂浦(もうら)小では「ほたて太鼓(だいこ)」という郷土(きょうど)芸能(げいのう)をみんなで練習し、イベントなどで披露(ひろう)してきました。同小は本年度末で閉校(へいこう)になりますが、ほたて太鼓は町内の団体(だんたい)「ほたて太鼓保存会」がずっと続けていくそうです。


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