青森県は4日、県内で新たに13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。五所川原保健所管内の入所型高齢者施設と上十三保健所管内の職場で計2件のクラスター(感染者集団)が発生。一方、県は同日新たに15床のコロナ対応病床を確保したと発表し、県公表の病床数は245床となった。

 五所川原管内の施設は、これまでに感染確認済みの80代以上の男性1人に加え新たに70~80代以上の男女5人の感染が判明し、利用者または従業員計6人のクラスターとなった。既に約90人の検査を終了し、さらに約70人を検査中。施設ではワクチン接種が進んでいたが、未接種か2回目の接種を終えていない人に感染者が出た。2回目の接種完了者の感染は未確認。

 上十三管内の職場ではこれまでに感染確認済みの30~40代男性4人に加え、40代と50代の男性2人の感染が判明。職場関係者計6人のクラスターとなった。

 この職場の感染者と同居する50代女性、職場に関連する10代・10歳未満の3人(性別非公表)の感染も判明した。職場の感染者とそれぞれ同居する30代女性2人の感染も判明しており、クラスターは関連含め12人。このクラスター関連では既に約90人の検査を終え、約20人が検査中。

 新規感染者の保健所管内別は五所川原6人、上十三3人、むつ2人、弘前、三戸地方各1人。うち感染経路不明は2人で感染確認累計は2406人となった。

 入院者数は80人。確保病床数が増え使用率は32.6%に下がったが依然、国の指標でステージ3(感染急増)相当を超えている。

 また、5月の感染者4人から、従来より感染力が強いとされる「N501Y」変異株が新たに検出された。4日現在、5月の県内感染者に占めるN501Yの割合は24%(推定)。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は、4月後半からの感染急増はピークを超えたとしながらも「今日もクラスターの発生があった。油断できる状況ではない」と述べた。