青森県は4日、新型コロナウイルス下での祭り・イベント開催の目安となる県独自のガイドラインを改定し公表した。県内で感染が拡大傾向にある「レベル3」相当で開催する場合に順守するべき感染防止対策を追記。会場内での飲食・飲酒を原則禁止とすることや、祭り会場を管理区域として明確に区切り、参加者を特定できるようにすることなどを盛り込み、目安となる感染対策を強化した。

 県が3月に公表したガイドラインは、開催の判断基準を県内の複数圏域でクラスター(感染者集団)が発生している「レベル4」で中止、レベル3では「協議または中止」などとしている。改定版は冒頭に、ガイドラインはあくまで主催者の開催判断の「目安」であると明記した。

 改定版には、春祭りでの感染対策の効果検証や課題を反映させた。食べ歩き禁止や入園者登録などの対策を取った弘前さくらまつりの会場内で、感染拡大につながる場面が見られなかったことを評価し、飲食制限や参加者の特定などを感染対策に加えたという。

 このほか、祭りなどの参加者と観客に対して感染対策が徹底されている飲食店の利用を呼び掛けることや、中止した場合にもスタッフを配置したり立ち入り禁止の看板を設置するなどして不特定多数の人が会場に集まらないよう対策を取ることも記載した。ガイドライン改定版は4日、県のホームページで公表した。県観光国際戦略局の堀義明局長は「祭りは貴重な観光素材。厳しい状況だからこそ厳しい基準を守り、安全な形で残し伝えていってほしい」と話した。