黒石ねぷた祭りを主催する黒石青年会議所(松村定世理事長)は31日、7月30~31日に予定していた合同運行を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためで、合同運行の中止は2年連続。祭り期間中に各団体が行う町内運行については、自粛は求めないとしている。

 同会議所は当初、今年の合同運行について、運行時間の短縮や参加者・観客の拡散を図るため、例年50台以上ある運行台数を半分に分けて2日間で実施する方針としていた。しかし、新型コロナ収束の見通しがつかないことに加え、合同運行への参加を希望する団体が10団体ほどにとどまっていることなどを考慮し、中止を決めた。

 町内運行については、同会議所が今後作成する新型コロナ感染対策のガイドラインを守った上で、実施を可能とする。松村理事長は取材に「黒石の夏の夜を彩る伝統ある合同運行を中止することは非常に残念ではあるが、人命を第一に考えての判断。町内運行を実施する団体のサポートをしっかりとしたい」と話した。

 高樋憲市長は「大変残念だが致し方ない。今後は地域コミュニティーの団結や青少年の健全育成、伝統文化の継承など、黒石ねぷた本来の目的を関係者で再確認しながら進めていきたい。市もできる限りバックアップする」と語った。

 青森県黒石市の夏祭りを巡っては、黒石よされの中止も決まっている。