青森県は29日、県内で新たに25人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同日現在の入院者数は103人で、初めて100人を超えて過去最多となった。県が公表している確保病床数211床に対する使用率は約48.8%と、国の指標でステージ4(爆発的感染拡大)相当とされる50%に近づいた。

 保健所管内別では青森市9人、弘前7人、五所川原9人。このうち、感染経路不明の感染者は3人(弘前1人、五所川原2人)。感染確認の累計は2340人となった。

 病床が逼迫(ひっぱく)していることについて、県の泉谷和彦・新型コロナウイルス感染症対策監は「入院が必要とされる人が入院できないわけではないが、継続的に新規感染者が出ており非常に厳しい状況」と述べた。県は6月末までに病床を50床程度増やす見込み。

 青森市内の県立高校クラスター(感染者集団)関連では、新たに同市の60代女性と弘前管内の70代女性の感染が確認され、連鎖する同市のすし店、入所型高齢者施設、八戸市の私立高を合わせた4件のクラスターは関連を含め計68人となった。

 八戸市で28日に発生した中学校クラスターでは、29日までに対象者約150人の検査を終えている。

 また、県は従来より感染力が強いとされる「N501Y」変異株を新たに3人検出したと発表した。29日現在、今月の陽性者の23%が感染していると推測している。