青森県は28日、県内で新たに32人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。八戸市の中学校、弘前保健所管内の入所型高齢者施設で新規クラスター(感染者集団)が発生。5月に県内で起きたクラスターは22件となり、月別で最多だった4月の20件を上回った。県内の感染確認累計は2315人。

 県によると28日、三戸地方保健所管内在住の80代以上の1人が死亡した。死因は新型コロナウイルス感染症で、入院中だった。県内の感染者の死亡は計30人となった。

 八戸市の中学校クラスターでは、28日感染発表の1人を含め、同じ市立中学校に通う生徒5人の感染が確認された。検査対象者は約150人で、これまで約100人の結果が判明している。県や八戸市は、26日に判明した同市の県立高校クラスターと関連があるとみている。

 八戸市教育委員会によると、中学校は25日から28日まで臨時休校している。31日以降については、今後の検査結果を見ながら判断するという。市教委は28日付で、市立中学校に部活動で他校との練習試合を禁止する通達を出した。

 弘前保健所管内の新たな高齢者施設クラスターでは、28日に陽性が判明した80代以上女性1人と合わせて、施設の利用者または職員計5人(10代含む)の感染を確認。施設の関係者二十数人の検査を終えている。

 青森市の入所型高齢者施設クラスター関連では5人、同市の県立高校クラスターでも関連する2人の感染が分かった。同市のすし店、八戸市の私立高校と複合するクラスター4件の感染者は、関連も含め計66人に拡大した。

 28日の新規感染確認32人のうち、青森市4人、弘前保健所管内2人、上十三保健所管内1人の計7人は感染経路が分かっていない。

 青森市は28日、30代男性市職員1人の感染を明らかにした。26日に感染を発表した市職員の60代男性と同じ職場という。