新型コロナウイルスワクチンを2回接種した県立中央病院(青森市)の医療従事者のうち、97.8%にウイルスに対する抗体ができていたことが分かった。県病が25日、ホームページで調査結果を発表した。ワクチン1回目接種後、1週間目までは感染予防効果がないことも明らかになった。医療関係者は「2回接種後のワクチンの有効性が示された」と話している。

 県病はワクチンの有効性を確認するため、同意が得られた職員501人に対して、2回接種後7日から14日の間に採血を行い、抗体の有無について調査した。その結果490人に抗体が確認され、抗体獲得率は97.8%となった。

 同意が得られた110人に、新型コロナワクチン接種の前、1回目の接種後1週間、2回目接種後1週間の時点で採血検査を行い、抗体の推移について調査した。接種前に抗体はつくられておらず、検査時点では職員に無症状感染者はいなかったと推測された。

 1回目ワクチン接種後1週間目で抗体ができていた人はおらず、1回目接種後1週間目までは感染予防効果がないことも示された。

 感染症に詳しい弘前大学病院感染制御センターの萱場広之センター長は「今回用いられているワクチンの高い効果が示された。積極的な接種を勧めたい」とし、「1回目のワクチン接種から抗体産生までには一定の時間を要することも注目される。予防接種をしたからすぐに効果が出るわけではないことをよく知って行動してもらいたい」と話した。