青森県は22日、県内で新たに19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市では、県の防災航空センターで新たにクラスター(感染者集団)が発生。また県環境保健センターが、従来より感染力が強いとされる「N501Y」変異株のスクリーニング検査を行った結果、新たに12人から検出されたと明らかにした。変異株感染は1日に確認される数として最多。N501Y変異株が検出されたのは累計31人となった。

 新規感染者の保健所管内別の内訳は青森市13人、八戸市、弘前、上十三で各2人。県内の感染確認の累計は2147人となった。

 青森市の趣味の場でのクラスターは関連する2人の新規陽性が判明。同クラスター関連の感染者は11人に拡大した。八戸市の私立高校の部活動クラスターは、10代1人の感染が新たに分かった。この私立高、青森市内の県立高と高齢者施設、すし店「一八寿し」の複合クラスターによる感染者は、関連を含め43人となった。感染経路不明者は7人。

 入院者数は84人で、確保病床211に対する病床使用率は39.8%。国の指標で、ステージ3(感染急増)相当の基準を依然として上回っている。

 県によると、N501Y変異株については、県環境保健センターの検査が1週間に1度まとまった数のサンプルを対象に行うため、確認された数は民間検査と比較して多くなった。5月以降に陽性が判明した県内感染者のうち、N501Y変異株の感染割合は少なくとも18%と推測している。県は変異株感染者が居住する保健所管内を明らかにしていない。

 県の泉谷和彦・新型コロナウイルス感染症対策監は「(変異株は)5月に入り割合が高くなっていて、今後も増える可能性はある」との見方を示した。