三村申吾知事は21日、報道陣に対し、青森県内における新型コロナウイルス感染拡大に強い危機感を示しつつ、「このままの状況が続くと、まん延防止等重点措置(の適用要請)を検討せざるを得ない状況になる」と述べた。さらにバーベキューや焼き肉などの会食は屋内外問わず慎重に判断することや、農作業時の感染対策徹底などを求める県民向けの緊急メッセージを出し、県民一人一人に慎重な行動を呼び掛けた。

 県内では今月に入り、新規感染者数が2桁で推移。感染経路不明のケースも増え、新たなクラスター(感染者集団)も連日発生しており、病床逼迫(ひっぱく)など医療機関への負担が増している。

 三村知事は「本県の感染状況は新たな段階に突入し始めており、今までにない危機感を感じている」と強調。現時点では重点措置を実施する状況には至っていない-としながらも、「状況は厳しさを増している。さらなる感染状況の悪化などが見込まれるなど、場合によっては重点措置を含めた必要な対策を適時適切に講じていく。(今は)ギリギリの段階」と続けた。

 重点措置適用要請の判断基準については「医療提供体制の負荷、感染状況に関する国の指標の動向、地域ごとの感染状況などを勘案する。専門家の意見を踏まえた上で総合的な判断になると思う」と述べた。

 県民向けの緊急メッセージには、バーベキューや田植え時の注意など、具体的な状況を明示。県によると、バーベキューでの感染事例が県内で確認されたほか、農繁期に入り、大人数で農作業に従事する機会が増えることから盛り込んだという。

 また、高校で部活動クラスターが発生したことなどから、部活動における対外試合や外部人材活用を当面避けるよう、あらためて求めた。