青森県は17日、青森市の県立高校で、運動部の部活動を通じ新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。高校は13日から全ての部活動を自粛し、17~21日まで臨時休校にしている。県内の17日の新規感染確認は29人。加えて県は、5月に陽性を確認した青森市の患者3人から、従来より感染力が強いとされる「N501Y」変異株が検出されたと明らかにした。

 青森市の高校クラスターでは17日、10代4人(いずれも性別非公表)の陽性を発表。16日までに感染を公表済みの3人(10代2人、60代男性1人)と合わせて、教職員と生徒の計7人が同じ運動部の部活動を通じて感染したとみられる。

 県教育委員会によると、この部は大型連休後の週末にかけて開かれた大会に参加しており、その後の13日に教職員1人の陽性が判明した。他地域の高校の生徒も検査対象となっている。青森市は、高校クラスターに関連する検査対象は63人で、現在22人が検査中と公表した。

 高校クラスターの60代男性は、青森市のすし店「一八寿し」のクラスターで感染した人の知人。17日は、すし店クラスターでも利用客または従業員1人(県外居住40代男性)の感染が新たに分かった。すし店と高校のクラスター計2件の感染者は、関連も含め18人。青森慈恵会病院クラスターでも、青森市の60代女性1人の陽性を確認した。

 17日の新規感染者の居住地は、保健所管内別に青森市8人、弘前17人、八戸市、五所川原、むつ、県外が1人ずつ。経路不明の感染者は青森市1人、弘前管内4人。むつ市は、むつ管内の1人を海上自衛隊大湊基地所属の自衛隊員(10代・性別非公表)と明らかにした。県内の感染確認累計は1981人。新たにN501Y変異株が検出された3人のうち2人は、既に変異株の感染が分かっている患者とつながる系統の感染者。残る1人は感染経路不明。県内のN501Y変異株検出は13人となった。

 17日現在の入院者数は88人で、16日の86人から2人増え過去最多を更新した。県が確保病床数と示している206床に対し、病床使用率は42.7%。国の指標でステージ3(感染急増)相当の基準を上回り、5月7日以降40%前後の水準が続いている。