青森銀行杯第74回県アマチュア将棋名人戦(県将棋連盟、東奥日報社、東奥日報文化財団主催)は9日、青森市の日本将棋連盟青森支部道場で決勝トーナメントが行われた。遠瀬龍二・四段(三沢市)が初優勝し、東北六県将棋大会(7月・岩手県で開催予定)の代表選抜戦出場権と全日本アマチュア将棋名人戦(9月・東京で開催予定)の出場権を得た。

【写真】遠瀬龍二四段

 決勝トーナメントには2日の予選を通過した8人が出場。遠瀬四段は初戦で蛯澤俊太・四段(青森高2年)、準決勝で三浦行・五段(弘前市)を破り、決勝は連覇を狙う船橋隆一・五段(青森市)と対戦した。決勝戦は、先手船橋五段の矢倉に対し、後手遠瀬四段が左美濃の構え。早い段階で船橋五段が飛車を切る猛攻に出たが、誤算があり、遠瀬四段が正確な終盤で勝ち切った。
 遠瀬四段は「こちらにとってよい展開が勝負どころに転がっていた。運よく優勝できてうれしい」と語った。
 一方、東北六県大会の代表選抜戦は遠瀬四段が出場を辞退。これにより、昨年の県王将戦を制した船橋五段、昨年と今年の県有段者選手権を連覇した成田豊文・四段(青森市)、今年の県王将戦を制した中川滉生・五段(八戸市)の3人が代表に決まった。

その他の結果は次の通り(左側が勝ち)。
▽準々決勝
 三浦行五段(弘前)― 成田豊文四段(青森)
 遠瀬龍二四段(三沢)― 蛯澤俊太四段(青森高2)
 船橋隆一五段(青森)― 飯田巧五段(青森)
 長谷川裕五段(弘前)― 髙森祐樹四段(青森高3)
▽準決勝
 遠瀬龍二四段(三沢)― 三浦行五段(弘前)
 船橋隆一五段(青森)― 長谷川裕五段(弘前)
▽決勝(70手)
 遠瀬龍二四段(三沢)― 船橋隆一五段(青森)