青森県は24日、新たに27人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち三戸地方保健所管内の80代以上女性2人と、既に公表済みの3人を合わせ、県は同管内の通所型介護施設でクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。また、新型コロナに感染し入院中だった青森市の高齢者1人が死亡したことも明らかにした。性別や直接の死因などは遺族の意向により非公表。死亡者は2月23日以来で、計21人となった。

 通所型介護施設クラスターでは、23日までに70代男性、80代以上女性、上十三管内の50代女性の感染が判明していた。県によると、同施設の利用者、職員ら約70人の検査を終えており、5人以外は陰性だった。ほかに利用者らの家族など約20人の検査を進めている。感染の可能性がある人はおおむね把握できており、施設内で爆発的に感染が拡大する状況にはないという。

 23日に確認された陸上自衛隊青森駐屯地の職場クラスターは、10代(性別非公表)1人と30~50代男性4人の感染が判明、感染者は計10人となった。関連を含めると計11人。

 青森市の障害者施設クラスター(21日発生発表)では、感染者の同居人ら5人が新たに陽性となり、同クラスターは関連含め20人に拡大した。

 八戸市で感染が確認された30代男性は、市内で発生した小学校クラスターの関連で、感染した子どもの接触者。18日からせきなどの症状があり、23日の検査で陽性と判明した。同クラスターの感染者は14人、関連を含めると計24人。

 県内の感染判明は1462人。24日時点の入院者数は67人で、病床使用率は約34%となっている。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は感染拡大に歯止めがかからない現状に、「全県的に新型コロナがかなり猛威を振るってきていると感じる。5月の大型連休を十分に活用し感染を抑える必要がある」と強調。「会食を控えステイホームを心掛けるなど、それぞれが活動の範囲を制限すれば、大型連休は感染を抑える一つの大きな契機になる」と述べた。