青森県は23日、県内で新たに27人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市では、陸上自衛隊青森駐屯地の職場クラスター(感染者集団)が発生。このほか、既に判明している陽性者6人が青森市の同じ飲食店に関わっていたと分かり、県と市が新たなクラスターと認定した。4月以降、県内で確認されたクラスターは16件(うち青森市13件)となった。

 陸自青森クラスター関係では、県と市が23日に20代男性1人の陽性を発表。陸上幕僚監部広報室によると、陸自青森では19日以降、この男性を含む隊員5人の感染が確認されている。所属は非公表。広報室は「宴会などへの参加はない」としている。

 県と市の説明を総合すると、23日に新たなクラスターと判明した飲食店は、同市本町とは違う場所にあるバー。14~21日にかけて感染が確認されていた6人が、この店の利用客または従業員だった。関係者が特定できるとして、店名は非公表。このバークラスターは、既に明らかになっている本町エリアのバー4店、ゆきわり会の障害者施設、青森慈恵会病院と連鎖する7件目のクラスターとなった。

 このクラスター群のうち青森慈恵会病院では23日、患者または職員14人と、関連する1人が新たに陽性となったと発表。これまで感染が確認されている病棟とは別の病棟でも、感染が起きているという。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「原因を調べなければならないが、病院全体への波及が懸念される。今後も要注意」と話した。

 一連のクラスター群の感染者は、関連も含め224人(うち県外確認1人)に上った。

 23日時点の新型コロナ患者の入院者数は68人。確保病床数193床に対する病床使用率は35.2%となっている。

 23日の新規感染発表者の保健所管内別内訳は、青森市25人、上十三と三戸地方が1人ずつ。県内の感染確認累計は、1435人となった。