青森県は20日、県内で新たに16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市では11人の感染が確認され、新たに飲食店クラスター(感染者集団)が発生。青森市の「ゆきわり会」の障害者施設クラスターと合わせた一連の複合クラスター5件の感染者は4人増え、関連を含め197人(県外確認1人含む)に拡大した。

 青森市の感染確認のうち40~60代の男女5人は、市の調査で、これまでに感染確認済みの30代女性、60代男性とともに市内の同一の飲食店で飲酒を伴う会食の機会があったことが判明し、計7人のクラスターと認定された。

 市は関係者を把握できるとして、店舗名を公表していない。このクラスター関連では26人の検査を行っており、今後12人の結果が判明する。県によると、この飲食店は開業前で、今月に入り2日にわたって従業員の知人を招き飲酒を伴う会食が行われた。市によると、カラオケの利用もあった。

 県によると、この飲食店の所在地はクラスターが頻発している同市本町周辺ではない。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「『本町』とつながっていることも十分あり得るが、まだ(関連は)見えない」とした。

 青森市では「ゆきわり会」施設の職員または利用者の40代男性らの感染も判明。青森慈恵会病院では入院患者または職員の80代以上男性の感染が判明し、中等症という。

 20日は青森市のほか、保健所管内別に弘前3人、上十三、三戸地方各1人で感染を確認。うち感染経路不明は3人だった。県内の感染確認累計は1336人。

 県によると、青森市本町周辺の飲食店、八戸市の小学校の各クラスター関連では、これまで変異株は検出されていない。