青森県は17日、県内で新たに26人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市では、接待を伴う飲食店で新規クラスター(感染者集団)が発生。県と市は、店名を青森市本町2丁目のクラブ「Ambitious(アンビシャス)」と公表した。小野寺晃彦市長は市内の飲食店関連の感染状況を踏まえ、県に対して、新型コロナ特措法に基づく営業時間短縮やそれに伴う協力金支給などの措置について要請する考えを表明した。

 小野寺市長は「特定の地域で(クラスターが)発生しているのは重大な事態。一段フェーズが変わったと認識している」と現状への危機感を示した。

 県と市はアンビシャスの店舗名を公表した理由について、顧客名簿がなく一部の利用者は特定できない恐れがあるためと説明。9~11日に店を利用した人は、保健所に連絡するよう呼び掛けている。

 アンビシャスでは、青森市の20代男女3人と10代(性別非公表)の計4人の陽性が判明。15日に感染発表があった弘前保健所管内の40代男性も含め、同じ店舗の利用客や従業員ら5人の感染が確認された。関連する知人ら2人も陽性。

 県や市によると、アンビシャスのクラスターは、16日までの一連のバークラスターと関係が不明のため、別系統のクラスターと発表。ただ、バークラスター関連の陽性者が出入りしていた店舗の一つに、アンビシャスが含まれている。県の担当者は「今後調査を進めれば、つながる可能性はある」と語った。

 3店のバークラスター関連では、利用客または従業員1人と、関連する3人の感染を新たに確認。青森市の「ゆきわり会」の障害者施設クラスターでは、利用者または職員4人の感染が確認された。青森慈恵会病院(青森市)のクラスターと合わせ、複合するクラスター5件の感染者は関連も含め187人に上った。

 八戸市の小学校クラスターでは教職員とみられる20代女性の陽性が判明。同クラスターの感染者は13人、関連を含めると計21人。

 17日の感染確認発表のうち、経路不明は6人。保健所管内別内訳は、青森市16人、八戸市と上十三が4人ずつ、弘前2人。県内の感染確認累計は1299人となった。