青森県は11日に4人、12日に14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。11日は八戸市の小学校で新たなクラスター(感染者集団)の発生を確認。これまでに判明した人を合わせ、クラスターの感染者は教職員ら8人で、関連2人を含め10人に上る。また、12日に感染が確認された青森市と弘前保健所管内の20代男女5人は青森市の飲食店の利用客または従業員で、既に感染が判明している同市の30代男性1人も含め、県と市はこの店でクラスターが発生したと認定した。

 八戸市の小学校クラスターの11、12日の新規感染者は6人。検査対象者は教職員や児童ら約200人規模となる見込み。12日までに約50人の結果が判明した。

 同校は12~23日を臨時休校とした。11日、八戸市庁で会見した伊藤博章市教育長は「新学期となり本格的な教育活動が始まる矢先で心が痛いが、児童の安全、安心を第一に考えた」と説明した。

 青森市によると、クラスターが発生した同市の飲食店は小規模で、現在、濃厚接触者十数人を検査中。店は9日から休業しており、市は8日までの利用客の把握を急いでいるが、特定できる見込みであるため店名は非公表とした。

 このクラスターで既に感染が判明していた30代男性は、3月末にクラスターが発生した同市の社会福祉法人「ゆきわり会」の障害者施設の利用者または職員の知人。市などは障害者施設クラスターとの詳細な因果関係は調査中としている。

 12日はほかに、障害者施設クラスターに関連する同市の70代男性の感染も判明し、同クラスターは関連を含め107人に拡大した。

 八戸市の小学校、青森市の飲食店のクラスター以外で新たに感染が確認されたのは青森市2人、八戸市1人、弘前2人、上十三1人。八戸市の10代(性別非公表)、上十三管内の40代女性はこれまでに判明しているクラスターの関連。弘前管内の2人は感染経路が不明。県内の感染確認は累計1177人となった。