青森県は7日、県内で新たに11人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。上十三保健所管内では趣味のため同じ場所に集まった5人の感染が判明し、県はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「県内各地でクラスターが発生し、県全体がアラートという状況。まん延ではないが、かなり市中感染のリスクが高まっているのは間違いない」と危機感を示した。

 上十三の趣味の場で発生したクラスターでは、7日に70代と80代以上の女性計3人が陽性と判明。2~6日までに感染が確認されている女性2人とは趣味仲間同士で、同じ場所に集まり感染したとみられる。関連も含めると感染者数は計9人。このうち上十三の男女3人は7日に感染が確認された。現在、関連する十数人の検査を進めている。県は、この場にいた人は全て把握できているとして、詳細を明らかにしていない。

 青森市の「ゆきわり会」の障害者施設クラスターでは、新たに弘前保健所管内の20代女性が陽性に。これまで感染が確認されている2施設とは別の施設で、初めて感染が判明した。県によると、別施設の利用者や職員らに検査対象を広げる方針という。このクラスターの感染者数は88人、関連含め91人。

 青森市の接待を伴う飲食店「I’ll(アイル)」クラスターでは、利用客または従業員の同居人で、同市の50代女性が感染。この飲食店クラスターは計6人、関連を含め7人となった。一方、市内の運動施設で発生したクラスターに関しては新規の感染発表がなかった。市は、感染者の同居人や知人ら計9人の検査を行っている。

 八戸市では、同市の30代女性の感染が判明した。クラスターが発生した同市の教育保育施設の職員。同施設のクラスターの感染者は15人、関連を含めると計22人となった。

 7日の新規感染者の保健所管内別内訳は上十三7人、青森市2人、八戸市、弘前が1人ずつ。このうち青森市の60代女性と上十三保健所管内の40代男性は感染経路が分かっていない。感染確認の累計は1119人となった。