脚立を使って懸垂幕を掲げる町役場の職員たち
映画「いとみち」の青森版のポスター

 津軽を舞台にした映画「いとみち」のロケ地で、ヒロインが住むという設定の青森県板柳町で27日までに、町役場の窓口の柱部分にいとみちの懸垂幕が掲げられた。同町での撮影風景を収めた「ミニ写真展」も行っており、6月の公開に向け地元の映画をPRしている。

 懸垂幕は幅約1.1メートル、高さ約3.4メートルで、26日に公開されたいとみちのポスター「青森版」のデザインをもとに同町が制作した。岩木山をバックに、女優駒井蓮さん(平川市出身)演じるヒロイン相馬いとが、メイド服姿で津軽三味線を抱え笑顔でジャンプ。「わぁ、三味線弾ぐ」の文字が添えられている。

 窓口横には幅90センチ、高さ180センチのパネルを設置。「ミニ写真展」と題し、板柳駅や図書館、リンゴ畑など、同町での撮影風景を収めた写真6枚を紹介している。

 撮影に関わった町産業振興課の田中優喜さん(37)は「3~4月は転入転出で窓口が混み合う時期。懸垂幕は大きいので目に留まる人が多いようだ。立ち止まって見てくれる人もいた」と話した。

 宣伝のため本県を訪れた松村龍一プロデューサーは町の協力に感謝を示した上で、「懸垂幕は写真で見るよりもすごい迫力だった」と感動した様子で話した。

 製作委員会によると、青森版のポスターをもとに、県内各自治体や企業がグッズ化やコラボなどさまざまな企画を検討している。