青森県むつ市は19日、市役所で新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、市に4月5日と26日の週に供給される新型コロナワクチン計2箱について、高齢者施設の入所者を対象に巡回接種から始めると明らかにした。2箱は975人の2回接種分となる。

 市は当初、65歳以上の市民約1万9500人の85%に当たる高齢者が接種を希望すると仮定。4月12日から接種を始め、6月末に終える計画を立てていたが、想定していたワクチン供給量が大幅に下回ったため、計画を見直した。

 市は現在、一般的にクラスター発生リスクが高いとされる高齢者入所施設から接種を開始する準備を進めている。市内35施設のうち、入所者や施設従事者が多い100人規模の7施設が最初の対象となり、嘱託医が巡回接種する。

 また、接種券は11日に印刷を完了、17日ごろ発送予定だったが、ワクチンの供給量が極めて限られていることから市は発送を見合わせ、供給量に合わせて発送することも報告した。

 会議後、本部長の宮下宗一郎市長は「4月12日から一斉に接種を開始する準備をしていたので、非常に残念な結果になっている。早めにワクチンが届くことを期待したい。到着した分については、優先順位をつけてしっかりと接種開始していく」と語った。