ワクチンの接種を受ける弘大病院のスタッフ=15日午後

 津軽、西北五、下北の3医療圏域で15日、医療従事者向けの新型コロナウイルスワクチン優先接種が始まった。青森県内では青森、八戸、上十三の3圏域で既に接種が行われており、これで全6圏域でスタートした。

 津軽圏域の弘前大学医学部付属病院(弘前市)では職員、医学部実習生ら2284人が接種対象で、約88%に当たる2015人が接種を希望している。接種を受けた成田亜紀子・副看護師長は「チクッとしたが痛くはなかった」と話した。

 第1弾の接種は19日までで高度救命救急センター、呼吸器内科などのスタッフを中心に1日155人、5日間で計775人に接種する。2回目は4月8日から接種する予定。第2弾の接種日は未定。大山力病院長は「ワクチン接種はコロナ対策の基本。有効性と安全性は確認されている。最前線に立つ医療従事者には受けてもらいたい」と語った。

 健生病院(同市)では第1弾接種予定者435人のうち5人、板柳中央病院(板柳町)は予定者86人中35人に接種した。

 西北五医療圏域の中核病院・つがる総合病院(五所川原市)でも医師、看護師ら105人が接種を受けた。第1弾のワクチンは520人分で、19日までの5日間、1日当たり80~105人のペースで接種を進める予定。

 対象者の9割以上に当たる826人が接種を希望しており、今回は医師、看護師ら医療に当たる人を優先する。事務職員ら残る約300人には第2弾のワクチンが届き次第接種する。岩村秀輝院長は「感染リスクは下がるがゼロにはならないので、(消毒や検温などの)感染防止対策を継続しなければならない」と述べた。

 下北圏域では、むつ総合病院(むつ市)と大間病院(大間町)で接種がスタート。対象者の86%に当たる911人が接種を希望しているむつ総合病院では15日、40人が接種を受けた。現時点で到着しているワクチンは1箱(975人分)で、接種日を平日午後に設定し、1日40~50人を3週間かけて接種する予定。

 接種後、葛西雅治副院長は「アレルギーが心配な人は無理をせず、健康な人は一人でも多く接種していただきたい」と市民に呼び掛けた。