すべて描かず想像してもらう 江口さん、女性画の魅力語る

 青森市の東奥日報新町ビルで13日開幕する「江口寿史イラストレーション展 彼女~世界の誰にも描けない君の絵を描いている」(東奥日報社、青森放送、東奥日報文化財団主催)の開幕式と内覧会が12日、同ビル3階New’sホールで開かれた。マンガ家、イラストレーター江口さんのギャラリートークも行われ、40年以上にわたって描く女性画の魅力についてユーモアたっぷりに解説した。

 

 

 

 

 

 


 江口さんは1977年のデビュー以来、現代を生きる女性のリアルな姿をポップでスタイリッシュな画風で描き続けている。同展は初期作品から現在に至るまでの原画など約400点を、「ポップの女神たち」「美少女のいる風景」「音楽とファッション」など六つのテーマごとに分けて展示している。
 開幕式で、東奥日報社の塩越隆雄代表取締役が「日本の至る所で出合える江口作品。青森でも多くの来場者に楽しんでほしい」とあいさつ。江口さんは「コロナ禍の環境と共存しつつ、いかに文化やカルチャー、エンターテインメントの楽しさを伝えていけるか、展覧会を通してともに考えよう」と呼び掛けた。江口さんはギャラリートークで、創作技法の変遷や、スケッチのための街中観察時の裏話などをユーモアを交えて解説。来場者からの「女性を描く際のこだわりは」の質問には「すべてを描かずに想像してもらえるよう、例えば鼻ならば余計なものは描かないようにしている」と答えた。
13、14日は、180センチ四方のキャンバスに江口さんが作品を描くライブペインティングを行う。
 同展は5月9日まで(会期中は無休)。開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。観覧料は一般千円、高校・大学生700円、中学生以下無料。