東奥日報社は4日、東奥日報販売店主会と共催で、青森県内の小学校を対象に企画した第8回「東奥日報の記事でさがそう! まるごと ふるさと青森県」の新聞記事感想文の審査会を青森市のホテル青森で開いた。小学1・2年生、3・4年生、5・6年生の各部門のグランプリにそれぞれ福島明織さん(平川市碇ケ関小1年)、森山あかりさん(平内町小湊小3年)、東美聡さん(青森市原別小6年)を選んだ。青森もしくは三沢から札幌、東京、大阪いずれかまでのペア往復航空券を贈る。

 新聞に親しみ、地域に関心を持つとともに、記事を教材にして感想・意見を文章にまとめる力を養ってもらうのが狙い。県内40市町村の記事を探し、そのうちの一つについて書いた感想文を3部門で募集、計1172人から応募があった。

 福島さんは、県立盲学校の生徒が同校のキャラクターをあしらったオリジナルのグッズを作った記事(2020年9月12日付)から、キャラクターの中にも点字が隠れていることに気づき、「このキャラクターを作った人はとてもすごいと思う」と記した。

 森山さんは蓬田村のホタテガイ養殖残さを使った堆肥の記事(同9月8日付)を読み、自分が住む平内町も残さに悩まされていることにふれ、残さを使った堆肥で育てた野菜を「ホタテで育った野菜」として売り出せば、「残さの問題をおいしく『突破!』できるのではないか」とした。

 東さんもホタテガイ養殖残さを使った堆肥の記事(同日付)を読み、残さを畑で堆肥に使うだけでなく、山の植林の際も使うことを提案。「ホタテがさまざまな形で人々の生活の役に立ち、ホタテ漁も盛んになってほしい」と願った。

 優秀賞には、吉岡美来さん(つがる市車力小2年)、藤井優有さん(青森市野内小2年)、早海亘さん(青森市莨町小3年)、中村瑞希さん(むつ市大平小4年)、竹内陸央さん(青森市横内小6年)、對馬里菜さん(むつ市大平小6年)、坂本侑奈さん(弘前市朝陽小6年)の7人を選んだ。

 入選は、島谷惇生さん(七戸町七戸小1年)、橋本美翔さん(三沢市岡三沢小1年)、野月仁さん(十和田市下切田小1年)、木村花さん(五所川原市市浦小4年)、袖村風花さん(田子町清水頭小4年)、工藤瑠華さん(青森市浪打小6年)、松本麗さん(つがる市稲垣小6年)の7人が選ばれた。

 熱心に取り組んだ学校に贈る学校賞は六戸町開知小、野辺地町若葉小、つがる市稲垣小など16校を選んだ。応募者全員に参加賞を贈る。

 審査員長を務めた県NIE推進協議会会長で弘前大学の郡千寿子副学長は「子どもたちが新聞記事に着想を得て(出来事を)自分ごととして捉えて意見、提案しているものが多く、発想力に感銘を受けた」と講評した。

 郡氏のほか、県小学校長会会長の鎌田仁氏(青森市浜田小校長)、日本航空青森支店長の安井勝一氏、県教育委員会学校教育課指導主事の三橋央尚氏、県PTA連合会会長の外崎浩司氏、東奥日報販売店主会会長の百田忠氏、東奥日報社販売局長の田中徹氏が審査員を務めた。

 入賞者の感想文は今月中に東奥日報朝刊で紹介する。