医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの優先接種に向け、青森県は3日、国から県内に配送される最初のワクチンが4~5日、まず県立中央病院など5病院に1箱(975人分)ずつ到着すると明らかにした。最初に届く5病院のうち、八戸市民病院は8日から、県病は9日から、弘前大付属病院は15日から、それぞれ所属する医療従事者への優先接種を開始する予定としている。

 8日の週には、さらに別の5病院にも1箱ずつ配送される。県内の医療従事者向けワクチンは当面、計10病院に9750人分の割り当てが決まっている。この10病院には3週間後、2回目接種分として同量のワクチンが届く予定。県内の対象者約4万6千人のうち、今回配分のワクチンで接種可能となるのは2割ほどとなる。

 国から届く注射器は、ワクチン1瓶から最大6回の接種を可能にする特殊な注射器ではなく、1瓶から5回接種の一般的な注射器となる見込み。このため1箱で接種可能な人数は、最大時の1170人分ではなく975人分に減るという。特殊な注射器は国が現在、メーカー側に増産を要請しているが、世界的にも品薄で確保の遅れが指摘されている。