紙力士、はっけよい! 鯵ケ沢紙相撲(ずもう)大会が11月19日、鯵ケ沢町山村開発センターで開かれました。子どもたちが手作りの紙力士や段(だん)ボールでできた大型力士を使って熱戦を繰(く)り広げました。
大会は、鯵ケ沢公民館事業実行委員会と同町の子育てグループ「ランドセル」が開いています。15回目の今回は、町内外の保育(ほいく)園児から小学6年生まで15人が出場しました。
子どもたちはまず、厚紙(あつがみ)を使って力士を作りました。親に手伝ってもらったりしながら、人気キャラクターやオリジナルの恐竜(きょうりゅう)、ロボットなどを描(えが)いたあと、切り抜(ぬ)いて色を塗(ぬ)れば完成です。紙力士の名前も、それぞれ楽しいものを考えました。
取組では、行司の「はっけよい!」の掛(か)け声とともに、木の板の土俵(どひょう)を懸命(けんめい)にたたきました。周囲からは一番一番に大きな声援(せいえん)が送られ、行司(ぎょうじ)の軍配に物言いがつく場面もありました。
身長約2メートルもある巨大(きょだい)紙相撲の体験では、親たちも加わり、勝負が決まると歓声(かんせい)を上げていました。
「ミニトマル」という名前の紙力士で優勝(ゆうしょう)した工藤春向(ひなた)さん(舞戸(まいと)小3年)は「弱くたたく作戦がうまくいった。優勝できてうれしい」。「覚(かく)の海」で出場した吉田覚(かく)君(同2年)は「楽しかった。来年は優勝を目指したい」と笑顔(えがお)で話していました。